○○に効くツボっていうものを書いた本ってよくありますよね。

しかしね、

「そんなモンあるかーい!」

 

と、言ってしまっては身も蓋もないだろうか?

でも、これって本当なんです。

基、ある症状に対して効くツボって、定点的にいつも同じ場所ではない!っていうべきか?

 

勿論、ある症状に対する効果的な治療点が、高頻度で重なる場合は当然あります。

しかし、これは確率が高いというだけで、目的とする症状に対して、効果的な治療点であると断言は出来ません。

ですから、「このツボは腰痛に効果があります。」とかいう本を買っても役には立たないのです。

 

世の中の多くの人々は、ツボが薬品と同じように、ある一定の症状に対して必ず効果があると思い込んでいます。

しかし、このような思い込みは勘違いも甚だしい!

いつも、同じように、ある一定の症状に対して常に効果のある定点的なツボなど、存在しないのです。

 

具体的には、

「委中は、腰痛に効くツボですか?」

と、効かれたらどう答えるか?

 

「効くかどうかは、あなた次第!」

と、でも答えるのが、精一杯でしょうか?

プラシーボも含めて、治そうという意思が治すということもありますからね。

 

「効く場合もあります!」

では、私が治す自信がないと思われてしまいそうですものね。

 

私が、これだけは言いたいのは?

私が何のために、診察をして全身に触れるのか…?

 

それは、

「その時の治療に、最も効果的なツボを見つけるため!」

と、いうことをお忘れなく!