ランニングやウォーキングの時、極端なかかと着地をする人々がいます。
そしてなぜか、これが正しいと思っている人が多いのです。
しかし、現代のマラソン競技の主流になっている着地は、フラット着地やつま先着地になっています。

それでは、解谿の硬結とはどういうものなのかというと、足首やその周辺にできるコリです。
ちょうど前脛骨筋腱のあたりに、堅いコリコリッとした塊がある人が結構な確率でおいでになります。
多分、押すと鈍い痛みがあると思いますし、中には痛みが、顕著にある人もおいでになります。

私はだいたい、足首から10センチ上までの範囲を解谿エリアとしております。
このエリアに顕著なコリがある方は、まずはかかと着地で間違いありません。

解谿というツボは、東洋医学で鶏足といわれる足のゆびの屈筋伸筋群(ゆびをそらすときに使う筋肉の腱)を束ねている位置にあります。
つまりは、「鶏足を解く」という意味のツボなんですね。
実はこれを緩めることが、ひざや腰の疾患を楽にするポイントの一つなんです。

ただ、この季節に揉んでこれを緩めると、思わぬ揉み返しがきて、杖をつかないと歩けなくなるほど酷くなってしまうことがあります。
実は、昨年の冬に私自身が身をもって体験していますんで…。

治療は鍼に限ります。
これは断言できます。