PCX150の軽量クラッチ&諸々交換
結構手間取ったな!

感染症による自粛期間だし、電車で出掛ける野暮用もないし、懸案となっていた作業をやりました。

PCX150の軽量クラッチ&軽量クラッチアウター&強化ベルト&クラッチスプリングの交換をやってしまいました。

何でこれをやろうと思ったかというと、冬の間の低速時にトルク不足でノッキングするんです。
もうこれが不愉快で仕方なかったのです。

そこで、クラッチがもう少し高回転で繋がれば、このノッキングから解消されるはず!
別に鋭い加速がほしいわけではありません。

とはいえ、せっかく交換するなら、ベルトもセンタースプリングも変えちゃおー!
多分、また暫く作業しないと思うので…。

そんなわけで、作業に入ります。

先ずはステップを外し、ステップ下のカウルを外します。
此処は前にやっているのですが、どのビスを外すのか迷うので備忘的に写真を撮る。

フロアマットを取ったところ
タンデムステップ下のボルト
ちょっと指も写ったけど、サイドスタンド下のボルト。スプリングの陰になってる方です。
サイドスタンドを下せば作業楽ちん。
今回は新兵器インパクトドライバがあって、外すのはすこぶる捗るぅ!

この後、クランクケースを開けるところは写真を取り忘れたので、取説で我慢してください。(まあ、最初からこれだけでも良かったかもしれないけどね。)

ハイスピードプーリーに付いてた取説です。
そんなわけで開けたらこんな感じです。

今回の作業の難関は何といってもプーリー側とクラッチ側のセンターのボルト外し。
特に後ろ側は初めてやるから、硬いんだろうなー。
と思って始めたのですが、ここは予想通り。

インパクトドライバーでやろうとしたけど、インパクト用でないない延長ソケットをはめて緩めようとしたら、ソケットが折れて、しかもドライバーのチャックの部分に刺さったまま外れなくなるトラブルが発生して、これに掛かること1時間。(汗!)

見事に折れた延長ソケット。やっぱり作業にあった道具が大事ね。

焦ったせいで、写真を撮り損ねましたけど、セオリー通り、シザースホルダーで固定し、エマーソンのトルクレンチで緩めました。
結局これが確実みたいです。

もう一つ重要なやつを撮り忘れたのは、センタースプリング交換の作業です。

手順としては両足で踏みつけて、インパクトドライバーに39ミリレンチをはめてボルトを外し、センタースプリングとクラッチユニットを交換します。

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このスプリングだったと思うけどなー
本当にこの時しか使わない39ミリソケット

因みに手で回すタイプもあるけど、踏みつけてやる前提ならインパクトドライバーの方がやり易いと思う。

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安いのもあるけど、インパクトドライバーで使うならこれ!

スプリングを押し込んでボルトをはめるのは、踏んづけて手ではめました。
その後、増し締めはインパクトドライバーにて。
分かる人には分かるでしょう。

そしていきなり作業後の写真です。
すっ飛ばしてすみません。

締め付けは、プーリー側(前)54N,クラッチ側(後)49Nです。
ここだけはトルクレンチでしっかり測りながらやりましょうね!

軽量クラッチ&軽量クラッチアウター&強化ベルトは見えますよね。
後ろ側の奥には強化スプリングがハマってるけど、当然見えません。
一応取説です。

さて、これでエンジンをかけて動作確認して、いろんなパーツを元に戻して作業完了。

組み立てたら慣らし運転をして、挙動確認をお忘れなく!

さて、組んで走っての感想ですが、クラッチのつなぎが高回転になったので、トルクの弱さによるノッキングが起こらなくなりました。
冬の間、ノッキングが度々起こり不愉快だったですが、これで解消することでしょう。(もう春だけど…。)

もう一つの観点である加速ですが、若干感じる程度です。
マフラーをスポーツタイプに替えたら実感できるのでしょうが、鋭い加速をしても白バイにマークされるだけになりそうなので、今回はとりあえずこれでしばらく走ってみよう!