地之濕氣感.則害皮肉筋脉

「地の湿気に感ずる時はすなわち皮肉筋脉を害す。」(『素問』陰陽應象大論)

「地の湿気に侵されると、皮膚やその深部組織、筋肉の疾患を起こしやすい。」というのがこの文の大意です。

関東では水不足が報道されましたが、ここへきて湿気が多い気候となってきました。今までが乾燥していましたので、一気に湿邪に侵される症状が出やすくなると思われます。

全身的な症状では、脚がむくんだり、全身の倦怠感となったり、頚のコリを感じて胃が重いような症状になったりとさまざまな症状があります。また、皮膚の症状でいえば濡れた靴を履き続けて水虫になったり、原因がわからない肌荒れとかゆみに悩まされたりとこれまたさまざまです。

先月も自分の感性で物事を判断できる力が大切と書きましたが、まずは現状把握が大事です。

自分がどのような状態であるのかわかること。そして、気候風土との関連を考えてみて、今の症状を見つめるという観点が大事です。

とはいってもわからないのが現実でしょうか?そんな時は、どうぞ私にご相談ください。