湿気が足元にあふれる季節になりましたが、皆さまの足は健全でしょうか?
この季節、雨が降って靴の中に水が浸入して、そのままにしておいたのが原因で水虫を発症してしまう場合があります。
水虫の原因は、有名な白癬菌(はくせんきん)という菌類が原因で、適度な水分と栄養、温度の条件がそろうと繁殖に拍車がかかります。
逆にいえば、これらの諸条件をなくすことで予防ができるということです。つまり、乾燥・清潔がかなめといえます。これをしないで薬に頼っても決して改善しませんし、かえって薬の耐性を持った白癬菌を増殖させることとなるのです。
あとは見落としがちなのは、基礎疾患の悪化です。特に、血糖値が高い方は末端の血行が悪くなりますから、足の指にまで免疫力が働かなくなり、慢性的に水虫の温床となるケースが多いです。また、感覚も鈍いため水虫のかゆさを感じにくいため、家族にも感染してしまうことが多いです。
ではどうするか?
ズバリ、ろうそくのろうを患部に垂らしてみましょう。白癬菌も生物ですのでタンパク質です。タンパク質は熱変性を起こすのである温度以上になると死滅していきます。
なぜろうそくか?
お灸ではやけどが水泡となり、なおさら悪化させる場合が多いからです。ただし、足裏の皮膚が厚いところなら直接お灸でも問題ないですね。
いずれにしても結構根気のいる作業には違いありません。
自信がなければ、一度ご来院ください。