にんとくはにんとくでも仁徳ではない?

弊院の主力です!

見れば解る。

これは、任督中心療法で主力となる棒灸です。

任督中心療法は、任脈(身体の前面の中心線)と督脈(身体の後面の中心線)の気を補う考え方に基づいています。

 

簡単に説明すると、鍼灸は補瀉(補うことと取り去ること)によって成り立っています。

 

慢性症状は、身体の虚実(気の過不足)が極端になっています。

そして、自覚的な症状が出る場所は気の過剰によりますので、瀉法(取り去ること)を求めます。

ところが、気の過剰を生み出している基は、気の不足箇所を補おうとして生じているのです。

 

簡単にいえば、会社でサボっている社員がいると、すごく働きもの社員がその人の分を補って過労になってるのと似ています。

 

先ずは、さぼりがちな場所を適切に働かせて、働き者の力を抜いてあげることで正常化に向かうというわけです。

一般的に、慢性症状の場合は、補法→瀉法の順番で行うのを常としております。

 

仁徳天皇陵の調査で検索した人はごめんなさい。

全く違う話題です。

勿論これも重要な課題ですが、弊院でこれを語るほどの知識が無いので控えておきます。