感染症に影響する不内外因とは?
疲れることや冷えることやってません?
飲食、労倦、房事!
運動の後、体が冷えてかぜをひくっていうのは、なんとなく子供の頃から聞いてきたことかと思います。
では、具体的にどんなことで疲れ、冷えているのか?
まずは飲食。
冷たいものを食べると冷えるってことは常識として、それ以外でやっていることもあるんです。
例えば、我が国より南方の食べ物、果物はもちろんカレーなんかも実は体を冷やすものです。
カレーは、温かくても香辛料で汗をかかせ、結果として体を冷やす方向に向かいます。
労倦ということでいえば、いつもよりも身体に負担のかかることをやっていませんか?
例えば買い物でたくさん買い込んだり、寒空の朝に薬局の列に並んだり…。
いろんなところでいわれている通り、マスクや消毒液は慢性的に品薄ですが、トイレットペーパーは運送が滞っているだけですから、国内在庫は豊富です。
輸入品の一部は本当に不足していますが、確かな情報を基に落ち着いて考えてみていただけたら、物資の国内需給は安定していると思います。
房事って何?
性生活のことです。
多くを語るつもりはありませんが、運動の後と同じで疲労と冷えに注意と申しておきましょう。
入房汗出中風.則爲内風. (素問風論篇第四十二 )
房に入りて汗出で風にあたれば、すなわち内風(体の中の風→簡単に言えば乱れる)をなす。
不内外因と言われる飲食、労倦、房事による不摂生は内因を生じている場合に限らず、健康な方にも悪い影響を及ぼして外邪の侵入を助長します。
簡単な言い方をすれば、自分の身体を観察して、許容できないような無理をしないでくださいということですね。