イボにかかわる全身の話って何ですか?でしょうね。
もともと東洋医学というのは、全身をひとつと見ています。細かい専門科がある西洋医学との違いはここです。(つまり、身体をパーツで分けて見ないってことです。)
身体の一部分に現れた現象は、全身の症状の縮図であるとともに全体のバランスとして何かが足りなくて一部分にしわ寄せが来たと考えるのです。
では、足にイボができるとはどういうことか?
それは身体全体としての免疫力が落ちて、一番弱いところにしわ寄せが来て(この場合は、末端部の免疫力が特に落ちて)ウイルス感染によってイボができたと考えるわけです。
イボといえども、外部から来た侵入者に違いありません。身体全体から見れば、付け入られる隙があったという証明です。
このようなわけで、免疫力を発揮させやすくするため、身体全体の調子を整える治療を行うことは、れっきとしたイボの治療となりうるわけです。
西洋医学しか信じない方には釈然としない面があるでしょう。
東洋医学というのは科学主義に則っていません。ある面、論理主義があり、実証主義でもありますが、科学主義に則ったエビデンスに弱い面があります。
話が堅くなりそうなのでこの辺で・・・。