歩行するときに、皆さんはどのように腕を振っているだろうか?
腕というと勘違いを与えるかもしれないので、上肢と言った方が良いかも?
上肢とは、解剖学的に体幹に対して、手を使うためのパーツのことといえようか。

前にもブログに書いたのだが、上肢と体幹を結ぶ唯一の関節は胸鎖関節(胸骨と鎖骨の関節)である。
従って、歩行するときに上肢を振るとは、胸鎖関節を中心に動かすという認識が必要である。
このときに大切なことは、決して肩関節ではないということである。

ということは、平行に振るというよりは正中線から斜め外方へ向かって振る感じになる。

実は、このことを理解できていない人が大変多いのである。
人体の自然な動き方を理解せずして(と、いうよりは勘違いしたままで)、正しい歩行は無理である。

ノルディックウォーキングが日本人を救う!